12月13日、日本弁護士連合会(日弁連)主催の「取調べの可視化(取調べの全過程の録画・録音)を求める緊急院内集会」が参議院議員会館で行われ、私も参加しました。
日弁連副会長の加毛修さんは開会挨拶で、日弁連としても取調べの全過程の録画・録音の実現にむけて全力で取り組んでいきたいという決意をのべられました。また、鹿児島選挙違反事件、いわゆる志布志事件で、取調べ中に親族からのメッセージに見立てた紙を踏むよう強要された川畑幸夫さんは、当時、自民党の県会議員らに訴えたが何ら対応してくれなかった中、この日の集会にも参加していた民主党の松野信夫参議院議員や辻恵前衆議院議員が調査チームをつくって鹿児島まで来て調査に取り組んでくれたことに謝意をのべるとともに、法務委員会などで、鳩山法務大臣をはじめ 、政府を厳しく追及してほしいと、強い要望をのべられました。
日弁連取調べの可視化実現本部事務局次長の中西祐一さんからは、富山・氷見事件における違法捜査についての報告がありました。この事件では、黙秘権や任意取調べであることの説明がなされず、取り調べにおいて、「お姉さんがおまえをどうにでもしてくれと言っている」などと虚位の事実を告げるなどして、被疑者を心理的に追いつめ、虚位の自白に至らせたこと。さらに、裁判官による拘留質問において被疑者が容疑を否認した際、担当警察官は恫喝と誘導を繰り返し、虚位の自白を強要しつづけた事実が報告されました。そのほか、靴のサイズの違いや凶器の違い、DNA鑑定等の客観的証拠が公表されなかったという点も挙げられ、 任意取調べを含めた取調べ全過程の可視化の必要性が訴えられました。
出席した議員からは、警察が冤罪被害者に対して謝罪らしい謝罪を全くしていないことをはじめ、二つの冤罪事件の不当性や問題点が指摘され、可視化法案提案の経過や意義、成立にむけた決意がのべられました。
私も、冤罪を再び起こさないために取調べの全過程の可視化が是非とも必要であることを訴え、会期の延長が予想される中、まずは参議院法務委員会で可視化法案が審議され、可決されるよう全力で取り組む決意をのべました。
翌14日、民主党は東京・有楽町において可視化法案の成立を求める街頭演説会を開催しました。「志布志・住民の人権を考える会」のメンバーも参加され、「踏み字」など、長期間の拘留の生々しい体験を訴え、千葉景子議員が、冤罪事件の防止にむけ、民主党が出した可視化法案への関心を促しました。