6月24日、日本弁護士連合会主催の「足利事件を繰り返すな!取調べの可視化を求める緊急院内集会」に参加しました。
菅家利和さん(写真中央)から当時の警察による取調べの様子などが赤裸々に語られました。菅家さんは、誤った判断を下した裁判官や自白を誘導した検察官、警察官に謝罪してほしいと訴えるとともに、違法で不当な取調べをなくすためには、取調べの録音・録画、それも一部可視化ではなく全面的な可視化を、と訴えられました。
菅家さんが語ったことは、警察による違法で不当な捜査・取調べそのものでした。
1991年12月1日、その日は職場の同僚の結婚式に参加する予定だったが、自宅にいきなり刑事が入り込んで来て「そこに座れ、子どもを殺したな」と言われ、肘鉄砲で押し倒され、被害者の女の子の写真を突きつけられて「謝れ」と言われて、そのまま警察に連れていかれた。
警察署では、「絶対おまえがやったにちがいない」「証拠があるんだ」と繰り返し言われ、取調べは13時間に及んだ。「やっていない」と何度答えても聞き入れられず、悔し涙が出てきた。長時間の取り調べでもうろうとなって、「もうどうなってもいい」と思った。
その日の夜はどう自白しようかと考えた。結局、別の2件の幼児殺人事件についても併せて自白させられた。公判中も警察官が傍聴席にいるのではないかとびくびくしていた。警察への強い恐怖心があった。
不幸なことに、一審の弁護士は、最初から菅家さんが犯人と決めてかかり、菅家さん自身、弁護士が自分を守ってくれる立場の人と認識できなかったといいます。その後、公判中に一度は犯行を否定するも、弁護人から再度犯行を認める上申書を書くように言われるなど、弁護人活動の問題点も浮き彫りになりました。
菅家さんの報告があった後、集会に参加した国会議員からコメントがありました。民主党の細川律雄衆議院議員(『次の内閣』法務大臣)からは、参議院で可決された取調べの可視化法案を衆議院の法務委員会で審議するよう強く要請しているが与党の強い抵抗で審議できない状況が続いているとの報告がありました。現在の自公政権が続く限り取調べの全面的な可視化は実現せず、政権交代が何としても必要であると強く主張しました。
私も全く同じ思いでいます。