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2009年6月16日 (火) 更新

[] 足利事件について法務大臣を追及〜参議院法務委員会で

0906112  6月11日、参議院法務委員会において一般質疑が行われ、私はこの日の最初の質問者として質疑に立ちました。 
 民主党法務部門会議の報告にも書いたように、DNA再鑑定の結果を受けて収監されていた受刑者(菅家利和さん)が6月4日に急遽釈放された足利事件について取り上げました。
 刑事訴訟法442条に基づいて、戦後初めて、検察官の判断で、再審が確定していない段階で刑の執行を停止し受刑者を釈放したことについて、それがDNA再鑑定の結果のみによる判断なのか、そうであれば、有罪を裏付けたところの自白や他の証拠をどう評価するのかについて問い質しました。

 森英介法務大臣からは、事件の起訴は、当時、血液型の一致をはじめ、被害者のパンツに付着していた陰毛と菅家さんの陰毛の形態が類似していたことなどがあげられていたが、これまでの経緯について、最高検において検証チームを発足させており、その結果を待っている、との答弁しか返ってきませんでした。
 刑の執行を停止して釈放したのであれば、あとは無実を証明するという手続きが残っており、自白とされたものは強要されたウソの自白であり、他の証拠についてもねつ造されたものであったということになるのではないか。私は、二度とこのような事件を引き起こさないためには、検証チームに丸投げするのではなく、そして間違っても検察や警察を守るという立場で検証するのではなく、冤罪に陥れられた菅家さんの「17年半の人生を返せ」という叫びに報いる立場に立つべきではないかと迫りました。しかし森大臣は、検証チームの結果を待たなければ、他の証拠の採用について誤りであったことを明確に認めるわけにはいかないとの答弁に終始しました。
 私は、DNA鑑定だけに頼って証拠をねつ造し、自白を強要し、しかもそれが任意の取り調べの段階で行われたことなどを厳しく戒め、取り調べの全面可視化を実施するよう訴えました。
 この日の委員会質疑では、その後も民主党の松野信夫議員をはじめ、与野党問わず、足利事件についての質問が出されました。
 立法府において、引き続きこの事件の真相を明らかにするとともに、参議院で可決されたものの衆議院で審議もされずに放置されている取調べの可視化法案の可決実現をはじめ、司法の民主化の取り組みを強めていくために、私も努力していきたいと思います。
 なお、この日の私の質疑では、広島少年院の教官4人が少なくとも少年50人に暴行を繰り返していた容疑で逮捕された事件や、いよいよスタートした裁判員制度の裁判員選定の際の性犯罪被害者の二次被害を防ぐためのプライバシー保護の方策についても取り上げました。詳しくは近く掲載される議事録を参照ください。

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