11月27日、狭山事件の再審を求める市民集会が東京・日比谷野外音楽堂で行われ、支援者ら約2000人が参加しました。私は、集会の基調提案を行いました。
今回の市民集会は、集会名に「検察官の証拠隠しは認められない!東京高裁は証拠開示勧告を!証拠開示と事実調べを求める」というアピールが付けられました。
狭山第3次再審の闘いは9月に弁護団、裁判官、検察による三者協議が行われ、大きな山場を迎えました。三者協議で弁護団は、石川一雄さんの無実を証明すべく証拠開示を検察に求めていましたが、10月末に出された東京高検の回答は、「再審のルールにあてはまらない」という「手続き」を理由に門前払いするものでした。
今回の集会は、この姿勢を許さず、12月中旬に予定される次回の三者協議で、東京高裁(門野博裁判長)が証拠開示を検察に勧告するよう強く求めるとともに、公正・公平な司法を実現しようというものです。集会後にはデモ行進も行われました。
警察や検察による不当な取り調べや犯人のでっち上げ。それを見抜けない裁判所。今でも相次ぐ冤罪を生み出している「司法」に対して、「冤罪は許されない」という国民の声は高まっています。市民参加の裁判員制度も始まっているのです。
そんな中で、狭山事件だけでなく、他の再審事件でも三者協議が裁判所によって提案されています。三者協議は裁判所の公平さを装うものであってはならず、冤罪の可能性があるものはあらためて審理し、冤罪を決して起こさないためのものでなければなりません。
冤罪で苦しんでいる人たちを救済する。その方法は再審以外にありません。
弁護団は現在、検察の回答に対する反論をまとめていますが、それを受けて次回の三者協議で裁判所がどのような結論を出すのか、しっかりと見極めるとともに、より一層世論を高めていかねばなりません。
狭山事件の第3次再審請求にとっても、そして司法の民主化、公正・公平な司法の実現にむけても大きな山場を迎えています。