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2010年4月27日 (火) 更新

[活動報告] 「袴田巖死刑囚救援議員連盟」の設立総会に参加

100422 4月22日、「袴田巖死刑囚救援議員連盟」設立総会が開催され、私も発起人の一人として参加しました。
 はじめに、牧野聖修衆議院議員が挨拶に立ち、「刑事訴訟法479条には、死刑の言渡しを受けた者が心神喪失になった場合には法務大臣の命令によって死刑執行を停止することができるとある。この条文にもとづいて、死刑が停止され、すみやかに適切な治療が受けられるよう法務大臣に求めていきたい。再審の道が切りひらかれるように、議員連盟としても団結して頑張っていきたい」との決意がのべられました。

 袴田事件弁護団からは、証拠開示の問題で検察側との攻防が続く中、新証拠を提出する準備が進められている状況について報告がありました。
 鈴木宗男議員より、現時点で57人の議連への入会が報告され、歌手の松山千春さんからのメッセージが代読された後、袴田死刑囚の姉の袴田ひで子さんが発言されました。最高裁で死刑判決が確定した1980年に東京拘置所で面会したときの袴田死刑囚の様子や、その後、発する言葉がおかしくなって面会もできなくなり、手紙も来なくなったことなど。そして、74歳になった袴田死刑囚と自分に残された時間を考えれば、せめて死刑執行の不安におびえる毎日から解放してやりたいと、切実な思いをのべられました。
 昨年、ひで子さんや支援団体の皆さんが袴田死刑囚の死刑執行停止と病院移送を求める千葉景子法務大臣宛の署名を提出し、私たち議員もその要請行動に同行しましたが、残念ながら法務省からの具体的な回答はありません。
 現在、冤罪事件が次々と明らかになっている機運があり、取り組みを強めていきたいと考えています。
 総会後には、記者会見も行なわれ、私も参加しました。鈴木宗男議員は、刑事訴訟法等の欠陥が見えてきており、法体系の整備や改革を行っていきたいと決意をのべられました。
 議員連盟の設立趣意書を参考までに添付します。役職は以下のとおりです。

 会長:  牧野聖修(民主・衆議院議員)
 世話人: 自見庄三郎(国民新・参議院議員)
      逢沢一郎(自民・衆議院議員)
      漆原良夫(公明・衆議院議員)
      照屋寛徳(社民・衆議院議員)
      松岡徹(民主・参議院議員)
 事務局長:鈴木宗男(新党大地・衆議院議員)


「袴田巖死刑囚救援議員連盟」趣意書

 1966年(昭和41年)6月30日に静岡県旧清水市で発生したいわゆる「袴田事件」の犯人とされ死刑判決を言渡された袴田巖死刑囚(74)は、1980年(昭和55年)の死刑判決確定以来約30年にわたって日々死刑執行の恐怖に晒された結果その精神は蝕まれ、現在では面会時に親族・弁護人・支援者と正常なコミュニケーションを取ることすら困難な状態に陥っている。
 かねてから「袴田死刑囚は無実である」との声は多く、袴田死刑囚自身が獄中から発した無実の訴えも悲痛極まりない。また、日弁連が支援する弁護団は死刑判決確定直後から現在に至るまで再審の扉を開かせるために闘い続けている上、一審静岡地裁で死刑判決を書いた裁判官自らが「無罪心証を抱いていたが評議の多数決で敗れた」と3年前に告白したことも記憶に新しく、この事件が冤罪である可能性は益々高まっている。
 もとより司法の判断は尊重されねばならず、国会議員といえども司法に不当な圧力を加えることは許されない。しかし、時に司法が過ちを犯すことは歴史の証明するところであり、司法が自らの過ちを正すことができないのであれば、その過ちの犠牲者に救いの手を差し伸べることを、弱者の代弁者たる我々は躊躇すべきでない。
 そして何より、司法の判断がどのようなものであれ、逮捕からの拘束期間が43年という長期に及んでいる事実を重く受け止め、守られるべき人格すら奪われた袴田死刑囚をこのまま獄につなぎ、いたずらに死への道を歩ませることは人道的見地からも許されないであろう。
 よって我々は国会議員の立場から、袴田死刑囚の処遇改善に努めるとともに、早期釈放に必要な具体的行動を結束して実施するために本議員連盟を設立することにした。
 多くの議員のご賛同とご入会を切に願う次第である。

2010年(平成22年)4月

国会議員各位

発起人一同

牧野聖修
松岡徹
逢沢一郎
漆原良夫
照屋寛徳
自見庄三郎
鈴木宗男


<活動報告> 袴田巖さんの病院移送と死刑執行停止の要請行動に同行(当ウェブサイト)
(袴田事件の概要も掲載しています)

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